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Glossary:用語解説 〜 舞台「銀河英雄伝説」をもっと楽しむために 〜

銀河帝国(ゴールデンバウム王朝)
退廃した銀河連邦末期に登場した軍人、ルドルフ・フォン・ゴールデンバウムが政治家に転身し、その強力な指導力で民衆の圧倒的支持を集めて独裁者となり、宇宙暦310年、ルドルフ自身が「神聖にして不可侵なる」銀河帝国皇帝に即位して樹立した。それまでの宇宙暦を廃してその年を新たに帝国暦1年と制定。首都はヴァルハラ星系惑星オーディン。
ラインハルト・フォン・ローエングラム
下級貴族の生まれながら、後宮に上がった姉アンネローゼへの皇帝の寵愛を背景に、''常勝の天才''として着実に武勲を重ね、わずか20歳にしてローエングラム伯爵家の名跡を継ぎ元帥に昇進。銀河帝国数百年の伝統に胡坐をかいた門閥貴族、果てはゴールデンバウム王朝の打倒を目論む。
"ドライアイスの船"
自由惑星同盟の国父・アーレ・ハイネセンが銀河帝国からの脱出に使用した船。40万人の男女を乗せて、"長征一万光年"と後に称される長い旅路へと旅立った。
士官学校
通常は15歳で一般課程の学業を修了した者が、16歳から20歳までの5年間に軍隊の士官になる為の教育を受ける。卒業すると少尉の階級で任官する。自由惑星同盟では軍人に準じた扱いであるため、授業料や寄宿舎の費用などは一切無料だが、任官しなかったり、何らかの理由で中途退学した場合には、それまでかかった費用を全て返還しなければならない。
トラバース法
正式名称「軍人子女福祉戦時特例法」。同盟において、戦争孤児を軍人の家庭で教育し、本人が軍隊に志願すれば養育費の返還を免除する法律。戦争孤児の救済と人的資源の確保を目的としている。ユリアンはこの法律に基づいて、ヤンの被保護者となった。
憂国騎士団
「熱狂的な愛国者」とみなされている覆面集団。小規模なテロ、脅迫行為を行うことがある。背後にはトリューニヒトの影が見え隠れしている。
第十三艦隊
通常の艦隊のほぼ半分の戦力、戦艇6400、兵員70万で構成された、ヤンを司令官とする艦隊。初任務はイゼルローン要塞の攻略だった。
スパルタニアン
自由惑星同盟軍の単座式戦闘艇の呼称。ポプラン、コーネフ、ヒューズ、シェイクリはその戦闘技術において"撃墜王"の異名をとる。
薔薇の騎士(ローゼンリッター)連隊
自由惑星同盟軍陸戦総監部に所属する、銀河帝国から亡命してきた貴族の子弟を中心に創設された陸戦部隊。歴代の隊長12名中、4名は戦死、2名は退役、6名は再び帝国へと逆亡命という、いわくつきの部隊。ワルター・フォン・シェーンコップは13代目連隊長。
イゼルローン要塞
アルテナ星域にある銀河随一の巨大衛星都市要塞。主砲「雷神の鎚(トールハンマー)」は数千の艦を一瞬で消滅させる威力をもつ。
トールハンマー(雷神の鎚)
イゼルローン要塞の主砲。出力は9億2400万メガワット。
ゼッフル粒子
応用科学者カール・ゼッフルが発明した化学物質の一種。一定以上の熱量やエネルギーに反応して引火爆発する。
統合作戦本部
自由惑星同盟軍の軍令を司る最高機関でその長たる本部長は制服軍人の最高峰。劇中での本部長はシドレー・シトニー元帥。軍政を司る国防委員会とはあまり仲は良くない。
Sortie(出撃)/Betrayer(裏切り者)
劇中でコーネフがやっているクロスワードの答え。
エル・ファシルの英雄
ヤンが中尉時代、エル・ファシルの民間人300万人を救ったことで初めて社会的な脚光を浴びた際につけられた異名。宇宙暦788年のエル・ファシルの戦いの敗戦後、当時の司令官リンチ少将が民間人を見捨てて逃げようとしていたのを、逆に囮として利用し、さらに脱出用の船に不可欠な探知防御システムをつけないことで帝国軍を巧妙に出し抜いて星系脱出に成功した。この時の民間人の中にフレデリカ・グリーンヒルがいた。

舞台「銀河英雄伝説」シリーズ

第一章 銀河帝国篇外伝 ミッターマイヤー・ロイエンタール篇外伝 オーベルシュタイン篇第二章 自由惑星同盟篇
撃墜王輝く星 闇を裂いて第三章 内乱初陣 もうひとつの敵第四章 前篇 激突前夜第四章 後篇 激突星々の軌跡

原作:田中芳樹「銀河英雄伝説」シリーズ(創元SF文庫刊)