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Story:第二章 自由惑星同盟篇 スペシャル

舞台 銀河英雄伝説 ニコファーレ会談 [原作者]田中芳樹×河村隆一[ヤン・ウェンリー役]

2011年10月4日、ニコニコ生放送(会場:東京・六本木)にて、「舞台 銀河英雄伝説 第二章 自由惑星同盟篇」の上演発表、ならびにヤン・ウェンリー役に河村隆一さんが決定したことがインターネットでの生放送にて発表されました。当日は原作者である田中芳樹先生とヤン・ウェンリー役の河村隆一さんによる「ニコファーレ会談」が行われました。この文章は、その模様を抜粋したものです。
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紫・・・河村隆一 / 赤・・・田中芳樹先生   ※MC ニッポン放送 吉田尚記
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河村隆一
【吉田】河村隆一さん、ヤン・ウェンリー役を演じられるにあたり、その重みは重々分かると思うんですが、銀河英雄伝説の大ファンであるとお伺いしました。原作は全部読んでいらっしゃるんですか?
【河村】はい。原作も、アニメも。そうですね大体1周10日ぐらいですかね。
1周10日?
銀河英雄伝説って、ある人の台詞がフックになって次の物語につながっていたり、立場によって全く違う正義があるということがたくさん入り組んでいるんです。何度も何度も観て読んで、その魅力にとりつかれていきました。何度も観られるほど魅力があるということも、ファンの皆様共通の認識だと思います。
一番初めに、銀河英雄伝説を手に取られたきっかけは?
最初はアニメです。やはりヤン・ウェンリーだったんです。この主役は随分と間の抜けたといいますか、自然体な、不思議な印象で。他にも宇宙の戦いのアニメが小さい頃から好きだったのですが、本当に力が入っていない、でも、この人が主役なんだよなあと思いながら観ていて、人物にまず心惹かれたんです。それで、録画もできなかったのでまずはボックスで買い、その後、原作も揃えて・・・全体を見たくなったという感じです。もう何年も前ですね。
何年も、10日で1週、銀河英雄伝説に浸る時間を、繰り返していたわけですね。
すごく面白くて、僕は映画でも小説でも一度ファンになると必ず数年に一度ごと観返すんですが、当然話を明確に覚えているポイントと、忘れているポイント、それから発見もあって、特に銀河英雄伝説に関して言うと、政治的なことや人間の哲学、イデオロギーであったり、いま現実に生きる大人の社会に、横たわる問題っていうのが、実は帝国と同盟の間にあって、どっちも悪い人じゃないっていう感じで、いままでになかったタイプの物語だなと、思ったんですよね。どんどん惹き込まれていきましたし、もっというと自分の政治感とか、社会における自分の立場っていうのを考えるようになったのも、もしかしたらこの物語があったなのかなと、そんな風に思いました。
本当に好きな、最近観てここが心に残ったというシーンはありますか?
ローゼンリッター(薔薇の騎士)の登場シーンで、コーヒーをこぼした給仕が同盟軍人に殴られようとされ、制止するシーン。軍の中にも腐敗があるという事実と、帝国から亡命してきた荒くれものの舞台でも、心の清らかさを感じられる。そして、それを見ていたヤンが、後にあの部隊を自分の艦隊に入れてくれっていうシーンがあるんです。それはすごく格好いいなあと思いました。
いま、語っていらっしゃる時も、嬉しくなって口角が上がりそうになりますね河村さん。
(笑)そうですね。いろんなシーンが頭の中にありまして、とっても素敵なシーンが多いですよね。
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舞台「銀河英雄伝説」シリーズ

第一章 銀河帝国篇外伝 ミッターマイヤー・ロイエンタール篇外伝 オーベルシュタイン篇第二章 自由惑星同盟篇
撃墜王輝く星 闇を裂いて第三章 内乱初陣 もうひとつの敵第四章 前篇 激突前夜第四章 後篇 激突星々の軌跡

原作:田中芳樹「銀河英雄伝説」シリーズ(創元SF文庫刊)