舞台 銀河英雄伝説 | 外伝 オーベルシュタイン篇

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Story:オーベルシュタイン篇 ストーリー

Introduction:イントロダクション

2011年1月、東京・青山劇場にて18000人を動員し満員御礼の話題作となった舞台「銀河英雄伝説」第一章 銀河帝国篇。2011年6月の外伝「ミッターマイヤー・ロイエンタール編」に続き、2011年11月、完全オリジナルストーリーによる外伝「オーベルシュタイン篇」の公演が決定!

Story:オーベルシュタイン篇 ストーリー

銀河帝国の非公式な諜報機関・通称"Hound(ハウンド)"―――"猟犬"を意味するその組織は、オーベルシュタイン家の私的機関として、その"Fu¨hrer(フューラー)"(総裁)の座は当主に代々受け継がれており、その存在を知る一部の軍幹部からは"オーベルシュタインの犬"とも呼ばれていた。

オーベルシュタイン家の跡継ぎであるパウル・フォン・オーベルシュタインは、両目が見えないという先天的障碍を持って生まれた。
「もし私がゴールデンバウム王朝の始祖、ルドルフの時代に生まれていたら、『劣悪遺伝子排除法』によって処分されていたでしょうな。」
パウルは、ゴールデンバウム王朝の始祖ルドルフが作った、遺伝子を妄信して自分の存在を否定しようとしたこの国を、強く憎むようになる。

オーベルシュタイン家の厳格な当主オトマールは、悪しき遺伝子を持った嫡男パウルに不満を持ち、妾の子であるシュテファン・ノイマンを呼び戻す。

「オーベルシュタイン家の表と裏、これまで代々の当主が一人で担ってきたことを、お前達二人で分担するのだ。悪しき遺伝子の子でも、それならばどうにかできるであろう。」
オトマールは"Hound"の当主である"Fu¨hrer"の座を異母兄弟二人に分担させようとする。

現体制を守ろうとする兄ノイマンに対し、弟パウルは、本人の能力、識見に関わらず世襲で地位が決まり、ひとたび生まれた場所から抜け出すことさえかなわないこの社会に強い疑問を持つ。
そして、その体制を打破しようとするラインハルトに共鳴し、兄と対立していく…。

後に銀河帝国の皇帝となるラインハルトの参謀として、帝国の影を担うオーベルシュタイン。
その秘めたる過去とは…。
そしてその義眼の見つめる先は…。

― 外では徹底して仮面を被るのだ。冷徹な仮面を。―

舞台「銀河英雄伝説」シリーズ

第一章 銀河帝国篇外伝 ミッターマイヤー・ロイエンタール篇外伝 オーベルシュタイン篇第二章 自由惑星同盟篇
撃墜王輝く星 闇を裂いて第三章 内乱初陣 もうひとつの敵第四章 前篇 激突前夜第四章 後篇 激突星々の軌跡

原作:田中芳樹「銀河英雄伝説」シリーズ(創元SF文庫刊)