舞台 銀河英雄伝説 | オフィシャルサイト ポータル

Message:舞台「銀河英雄伝説」に寄せられたメッセージ

外伝 オーベルシュタイン篇

公演に向けて、原作:田中芳樹先生からメッセージが届きました。

「第三回公演によせて」 田中芳樹

「世の中は常に新鮮なおどろきにみちている」
 とは、私の作品に登場するキャラクターの台詞(せりふ)ですが、誰のものだったか忘れてしまいました。とにかく、プロデビューした出版社がたちまちつぶれて以来、たいていのことにはおどろかないつもりでしたが、「オーベルシュタインを主役にします」といわれたときには、「えっ、それでお客が来るの!?」と応(こた)えてしまいました。ひどい原作者ですね。

 ただオーベルシュタインはこの作品で絶対欠かすことのできないキャラクターで、いろいろと損な役まわりを引き受けてもらっています。「必要な脇役」が「主役」を演じるとき、どのように変わるものなのか、ひときわ興味深く公演の日を待っております。それと、原作ファンの方ならおそらくもっともお気になさる疑問――「あれは出てくるのか? 出てくるとしたらどうやって舞台に?」――の解答も楽しみです。本当に、どうするのかな。原作者にも教えてくれないんですよ。

外伝 ミッターマイヤー・ロイエンタール篇

観劇された原作:田中芳樹先生からメッセージが届きました。

キャスト、スタッフの皆様、おつかれさまでした。そして、ありがとうございました。

今回、オリジナルの部分が多いということで、すこしドキドキしていましたが、開幕してすぐにきれいどころがズラリと並んだので、「おぉッ」と引き込まれました。

第一幕は、原作では三行くらいで片付けた場面を、自然なかたちでダイナミックに拡大していただき、第二幕は、起伏のあるストーリーをていねいにまとめて、次回公演への期待をさらに盛り上げていただきました。私自身、いろいろと勉強になりました。

あれだけ動きの激しい公演を、一日二回行うなど、さぞや大変なことだろうと素人ながらお察しいたしました。季節的、時節的な悪条件のなか、ベストを尽くしてくださった関係者各位に、原作者として心から御礼申し上げます。

2011年6月26日 田中芳樹

第一章 銀河帝国篇

本作品に関わるさまざまな方面からメッセージコメントが届きました。

公認会計士:山田真哉(著書:さおだけ屋はなぜ潰れないのか?)
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SF作家:梶尾真治(著書:クロノス・ジョウンターの伝説 ∞インフィニティ)
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出演俳優の抱負や意気込みが届きました。公演に向けてどうぞご期待ください。
>>キャストコメント詳細はこちら
舞台「銀河英雄伝説」を創造するクリエイターにその思いを語ってもらいました。
>>演出:堀江慶
>>舞踊監督:森田守恒
>>総合監修:田原正利

舞台「銀河英雄伝説」シリーズ

第一章 銀河帝国篇外伝 ミッターマイヤー・ロイエンタール篇外伝 オーベルシュタイン篇第二章 自由惑星同盟篇
撃墜王輝く星 闇を裂いて第三章 内乱初陣 もうひとつの敵第四章 前篇 激突前夜第四章 後篇 激突星々の軌跡

原作:田中芳樹「銀河英雄伝説」シリーズ(創元SF文庫刊)